辻川慎一つくば便り

いざという時に…

おはようございます!

昨日もロードムービーの様な休日でございました。

朝食を頂いてから昼から雨の予報でしたので、先ずは雨が降る前にとドウダンツツジの生け垣の刈り込みを致しました。

新芽が伸びて道路側にせり出すのは近所迷惑ですし、JRの仲間にも学びなるべく綺麗に気持ち良く生きたいとの思います。

肉体も生活も、整理しなければ崩れて行くのは「エントロピーの法則」だったかと思います。

約半世紀前に化学を学んでいた残骸ではございますが、生きる事は整理することでもある様に思います。


(職人になったつもりでしたが「労働者だね!」とは息子の感想でした。)


素人なりに形を整え、葉を片付けていましたら雨が降り出しましたので、次は掃除機かけ。

せっかくの休日、洗濯干しを終えた妻とお昼を食べに行くことに致しました。


阿見町の「しのぶ庵」です。

写真はヤーコンかき揚げ蕎麦。

蕎麦もかき揚げも、汁も全て美味しい!


十割蕎麦です。

香り、食感とも素晴らしいと思います。

この二つを妻と唸りながら味わうのですが、これで二千円になりません。

商売の仕方が違います。
それは、茨城とは思えないくらいのお店の方の飾らない気さくさにもあらわれています。

妻は、落ち着く和に自然なジャズが流れているのもステキだと言います。

腹ごしらえをして、ゆっくりとお湯につかりに行き「安売りしていた美酢が買いたい。」と言う妻の求めに応じて買い物をした帰路。

裏路地の交差点で前の車がウインカーを出して停車する。

見ると高齢者の婦人が道路わきに転倒しているのが見えました。

救護のために停車したことが分かりました。

「どうする?」と聞くと「素通りはできないね。」と妻も降りる。

倒れた場所に住む外国人の青年、近所の方も来る。

妻が「救急車を呼んでもらった。」と言うので車を邪魔にならない場所に移動して私も救護に参加。

止血は、外国人の青年が持って来てくれたティッシュと脱脂綿でしたので「車にタオル無い?」と言う妻。

タオル?
二種免許を取った時から救急救命訓練があり、マウストゥマウスの道具と三角巾を常備していたことを思い出す。

三角巾を妻に渡すと、妻が手際よく頭に巻きました。

妻の方が救急救命法を覚えておりました。

こうして、発見者、倒れた場所に住む外国人、ご近所さん、私たちで救急車を迎えました。

救急隊の方から、感謝の言葉を頂きました。

倒れた方も近所の独居老人とのことでしたが、ご近所さんたちは知らないと言う。

駆けつけたご近所さんも高齢者。
「他人事じゃないんだよね。」
「ここは危ないと市役所に電話したんだけど、予算が無いで終わりだったのよ。」
とか色んな話が出ました。


お互いに、いざという時に駆けつけて救護した仲間同士。


「これも縁ですね!」なんて身の上話になりました。

一人の御婦人が青森から来たとのこと。妻が「私は東京から」と言うと「茨城の人は言葉が酷い」と盛り上がる。

「青森なんですか!私の母は秋田なんですよ。」と私が言うと「東北の人には情があるからね。」とさらに盛り上がる。「せっかくだから電話番号を教えてもらおうよ。」と言うと「奥さんおいでよ!」と家に招く。

そして、頂いたのが青森名物の「身欠きにしん」と干したホッケでございました。私の両親も大好きでございます。

有り難くお礼を言うと
「高齢になると分かるよ。やっぱり友だちだよ。ご近所だしリンゴも送られてくるからあげるからね。」と言う。

急速な高齢化、独居、孤立。
その中で人としてつながり、人間らしく生きるためのネットワークが求められている。

私たちは、これからの若者たちの負担や負債でなく希望ある未来でなければならない。

そう言う責任があると感じた次第です。




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