辻川慎一つくば便り
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雨。H2O
雨が多い5月でございますが、五月雨(さみだれ)と言うのは旧暦の5月で、梅雨のことなんですね。
5月の多雨は、あまり無いとのこと。
それでも、植物が例年より生き生きしている感じがしますので雨が降って陽がさすのは良い環境なのかも知れません。
(おなじみの母子草。ゴギョウとも呼ばれる春の七草なんですね。昔は草餅に入れたのですが、母子を突くのは良くないとヨモギの草餅になったと言います。)
雨が降るとバスが汚れて清掃が大変です。ところで洗車や清掃にも水を使います。
水が無いと私たちは生きられ無いし、水田や作物にも水は不可欠。
ところが大雨や洪水、津波などは大変な脅威であり被害をもたらします。
大切なものなんだけど、脅威にもなる。
特に日本の文化は、治水と共にあった様に思います。
あちこちに、治水に関わる史跡を見つけます。
人間は痛みがないと、畏敬する心が生まれないと言われます。
水も水道の蛇口を開ければ簡単に手に入ります。だから、水の有り難みや、脅威も日頃忘れてしまいます。
私が小学生の頃まで井戸水が使われていましたが、今は井戸水は汚染されてそのまま使えないと言われます。
井戸水にスイカやトマトを浸けて置くだけで、食べるのにちょうど良い冷たさになったことを覚えています。
夏冷たく、冬は温かく感じました。井戸水でいれるお茶は、とても美味しかった。
汲む大変さより、豊かさの方を記憶しています。
実は人間が水を作る事はできないのです。
化学的に水は作れるのですが、水素ガスと酸素ガスを燃焼させるのです。
ところでやはり、そもそも水がないと出来ない。酸素は、植物の光合成から出来ているので自然界の水が前提になります。
一応化学的に作られた水のお値段は500ミリリットルで11万4000円とのこと。
大量の熱を放出しながらなので、全く割にも合いません。
福島第一原発事故で、デブリを冷やし続け放射性物質トリチウム(三重水素)と結合した水を海洋投棄し続けて、一体どうなるのかな?
誰も分からないのに、安全だ、風評だと言ってさらに原発を稼働させようとする。
痛みがないと畏敬の心が生まれない。目の前の便利さで、本当に大切な事や人、幸せを感じる事を奪われてはならない様に思います。
痛いこと、辛いこと、大変なことがあるから大切なことや人を感じる様に思います。
そんなことを考える日曜日です。
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2022/05/15 10:42
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