辻川慎一つくば便り
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絶品タケノコと金色夜叉
昨日の雨があったから、朝から突き抜ける様な青空と清々しい空気感です。
色んな困難や課題があるからこそ、幸せの有り難みを感じるのと同じかも知れません。
みなさんは「金色夜叉」と言う明治時代の未完の名作をご存知でしょうか?
金に目がくらんで別の男と結婚した許嫁のお宮と、その復讐のために高利貸しになる貫一のお話しです。
誰も全く幸せでない。
本当の愛は、お金に目が行く程遠ざかる。夜叉(悪鬼)になるんだと言う、古くて新しいお話しでございます。
(昨日は、JRの仲間から見たことが無い様な立派なタケノコが届けられました。)
かく言う私の方、ものの見事にお金がありません。
私は働いておりますので、いわゆるキリギリスさんでもございません。
そんな私をこよなく大切にしてくれると共に、叱咤激励してくれる妻がいる。
そして、今も一緒に生きている仲間たちがいる。
守るお金も、執着する財産もないことの心の自由があって、人の存在が良く見える様に思います。
(時間が経つとアクが増えると言うので早速妻がタケノコを糠で炊きました。)
さて、金を持つ人の方がケチくさいと良く言われます。頭の中を金勘定、損得勘定が支配している。そして、人に金をかけることは「やってやった」と恩を着せる。結局金に縛られ人も縛ろうとする。
相手が大切なのではないので、結局ケチくさい。
(送ってくれた仲間が言う通り、先ずはスライスして削り節&醤油のみで頂きました。)
しかも、自分が働いたお金でも無いのに人から集めた金で偉そうにしているのは、大政党の政治家ばかりではありません。
人から集めたお金で、人を支配しようとするのはどうにもケチ臭くて卑しい。
だから労働組合のリーダーは、現場の労働者から信頼され、信任されていることへの人としての誇りと感謝を忘れてはならないのだと思います。金に代えられない本質を見なければ、夜叉になる。
大体金を使えるのが偉い!なんて思う人について行く人も金目当て。
現場で日々責任を取っている労働者の誇りは、本当は金には変えられないのですから。
(素晴らしい香り、食感、そして甘みでございました!)
金に追い立てられ、脅迫的に頭と心を支配される事とおさらばしよう!
本当に必要なのはなんだろう?
本当に大切なのはなんだろう?
ものも金も、あの世に持って行けない。私的に残しても引き継ぐ意味さえ急速に失われて無いかな?
(今朝は、ふじ美鳥を出汁代わりにしたタケノコご飯を炊いてくれました。絶品でございました。)
毎日27000歩も歩く仕事をしながら、休日に竹林に入りタケノコを吟味しながら掘り返す。そして、間違いないと思うタケノコを新鮮なうちに送ってくれたであろう仲間を思う。
だから妻は、新鮮なうちに下ごしらえする。良いものを通した、心と心、仕事と仕事のバトンの中に人としての本当の豊かさがあると思うのです。
何でも金で買えると思う人には、それが分からない。
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2022/04/30 07:38
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