辻川慎一つくば便り

運転士さんに聞いてみよう。

みな様、雨が降り寒い月曜日になりました。

今日は、子供たちの間にトラブルが起きました。

どうも言葉と行動が乱暴で攻撃的な子がおります。

攻撃的な言葉を聞いているのが辛いのはみんな同じなんですが、今日は前の席の子を叩いてしまった。これで2度目です。

子供たちが「○○ちゃんが泣いてるー!☓☓ちゃんが叩いたんだよ。」と介助人さんに訴えているのが聞こえました。

「☓☓クン!何てことするの!ダメでしょう!」と介助人さんが叱るのも聞こえました。しかし「うるせぇよ。」と返している。


(今日の妻の作り置きランチです。野菜の量が凄いのですが、ぬか漬けをはじめ大変美味しゅうございました。)


バスが学校に着きますと下車まで少し時間がございます。

乗務日誌に時間や距離を記入してから立ち上がり、子供たちの方を見ました。

「運転士さん。☓☓☓ちゃんが○○ちゃんを叩いて泣かせたんだよ。」と何人かが一斉に訴える。

泣かされた子の頭を、隣の女の子が撫でているのが微笑ましかったのですが、笑っては台無しになります。

「そっかー。友だちを叩いてはダメだ!」と叩いた子の目をしながら厳しく伝えました。

その子は、瞬きもしないで私の顔を見ます。いつもニコニコして、彼らを守っているので私が真剣に叱ったことに驚いた様でした。そして、黙ってしまいました。

彼の心の中で何が起きているのかは分かりません。しかし、相手をなめている様な態度で無かったことは感じました。


(道端の「小判草」です。雑草ながら綺麗だと思います。)


さて、友だちを無闇に口撃したり叩くことがどうしていけないのでしょうか?

口撃したり、暴力的に振る舞う事を自分の存在証明にする人も確かにおります。

運転士さんは、思います。そんな事をしていると自分が大変になっても誰も助けてくれなくなるからダメなんです。つまり、助けてもらえないと自立できない訳です。

だから、友だちを口撃したり叩く子供に対して真剣に注意をする。

決して裁くためでは無いのだと思います。

だから感情的に叱るなんてもっての外なんだと思います。

子供のこれからのため。そのまま大人にならないための先輩としての真剣な教えの様に思います。

多少それが通じたのか、子供たちみんなが和やかな顔をして雨の中を校舎に入って行きました。

間違ってはいなかったのかなと思います。

大の大人になっても仲間たちを口撃し、暴力まで使い自分の存在証明をしようとする人たちもいます。

子供たちを本当の友だちがいない、惨めな大人にしてはならない無いと運転士さんは思うのです。

コメント

プロフィール

HN:
No Name Ninja
性別:
非公開

カテゴリー

P R