辻川慎一つくば便り

「ハローゴースト」…あなたは一人じゃない。

JRの仲間にアマゾンプライムを教えて頂きました。

夫婦して仕事で疲れた時に、頭を使わなくて良い様な映画を選び二人で見ます。

今回は10年前くらいの韓国映画「ハローゴースト」と言う作品を見ました。


韓国映画には必ずと言って良いくらい、社会問題や政治の問題が出て来ます。


「ハローゴースト」のテーマは、自殺と命、そして家族。

児童養護施設で育った天涯孤独の青年が、自殺を図り死にかけるけれど未遂に終わる。

そのお陰で幽霊が見える様になり、やっかいな幽霊に取り憑かれます。

霊媒師に相談すると「幽霊たちの願い事を自分の身体を貸して実現すれば、成仏して消える。」と言われ、一人一人の幽霊のやっかいな望みを叶えようとする。

その中でホスピスとして、人の命に向き合いながら生きているステキな娘
さんに知り合い恋をしてしまう。

大切な人ができる事を通して、自分の存在が確かなものになって行く。

泣いてばかりいる幽霊の願いは、料理をしてみんなで食べる事。

彼女には見えない幽霊たちと一緒に食卓を囲む。

それから、幽霊たちにもう願いを叶えたのだから消えてくれ!と言う。

幽霊たちは消えた。

そして、彼女が「あなたのキンパ(韓国風海苔巻き)には、セリが入っていて珍しいね。」と言う。

その一瞬、セリのキンパを作ってくれた母を思いだす。

そして、泣いてばかりいる女性の幽霊が母であり、やっかいな幽霊たちが交通事故で無くなった家族であった事が分かる。

幽霊たちは、みんなで自殺しようとする青年を止めていた。

青年は一人で生きている訳では無いことを理解し、生涯のパートナーと新しい家族を作る。

ネタバレですが、そう言うお話でした。


(何故か今年になって咲き出した庭のホタルブクロです。不思議なことがあります。花言葉は誠実。)

涙腺が緩い私は、最後に泣いてしまいました。

本当の家族は幽霊になっても、あなたを守っているんだよ。あなたは一人で存在している訳じゃない。心から愛する人がいることが、あなたが存在する意味なんだ。

憎しみや不信を生きる人もおりますが、愛も信頼も無いから自分の存在感が不確かな結果なんだなー。

映画を見て、そんな事も感じた次第です。

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