辻川慎一つくば便り

訳ありな人

昨日の日曜日は、来月ラストランを迎える後輩をパパラッチする前に妻と散歩をして来ました。


霞ヶ浦総合公園です。


7月になるとたくさんの種類の蓮の花が綺麗に咲くのですが、池一面には睡蓮の様な葉に黄色の花が咲いていました。

初めて見るので調べて見ると「アサザ」と言う名でした。霞ヶ浦には20種類もあった全国一の群生地だったとのことです。

「だった」と言うのが残念ですが、激減してしまった様です。


最近は、外来種のミシシッピアカミミガメばかりなのですがクサガメも頑張っておりました。


地味ではございますが、何故かホッといたします。

後輩の電車運転士を沿線のアパートの階段踊り場でパパラッチしていたら、住んでいる方に話し掛けられた事はお伝えしました。

渋い中年のダンディな男の方でした。

「角部屋に一人で住んでいる様なので訳ありの人かな?」

と妻に話すと「あなた程訳ありじゃないと思うよ。」とバッサリ。

ウーッ。
自分では、自分の事を普通だと思って来たのですがどうやらそうでは無いらしい。

そう考えて見ると、私が心底困った時に何故か優しく手を差し伸べてくれる人は「訳あり」の人ばかりだったかも知れません。

みなさんドン底を経験されて来た。それを何とか越えて生きて来たのですね。

だからドン底にいる人に優しい様に思います。


こちらは、「ノイバラ」野茨と書くのでしょうか?茨城の由来の花で、鋭いトゲがありますが、良い香りがいたします。


「訳あり」って表立って詳しい事情を言うことが憚られる、特別な事情を持っている様子を指す表現とのこと。

訳あり人間のイバラの道が続きますが、同じ痛みを持つ人たちと支え合う。


格好良くはありませんが、これはこれで共生なのかも知れません。


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