辻川慎一つくば便り

芋虫の武器。人間の武器。

珍客万来と言うべきでしょうか?

クチナシの蕾がふくれて来て、間もなく甘い香りの花が咲きそうだと見ていたら今年も来ておりました。


食いっぷりが見事なのでしばし見とれてしまいました。

クチナシの葉が大好物の様です。またたく間に丸裸にされてしまいました。

しっぽの角は威嚇用なんでしょうか。しかし、丸裸になったら隠れようが無くなるので鳥の餌食にならないのでしょうか?

残念ながら私の予感が的中したみたいで、次の日には影も形もありませんでした。

丸裸にされたクチナシの葉は、鳥のタンパク源になった訳でございます。


成長すれば、こんなに綺麗になるのですね。


花の蜜をホバリングしながら吸う「スカシバ」と言う蛾の幼虫でございました。

5〜6匹もいたキアゲハの幼虫「パセリワーム」も全滅でございます。

過酷な自然界の営みを垣間見る感じです。


こんな芋虫まで訪れました。



「ヤママユガ」の幼虫とのことで、こちらは、草原にお引取り願いました。トングでそっとはさんだのですが全身の毛を逆立てるので驚きます。


いかにも毒がある様に見せたり、角や毛で威嚇したり、口から緑の液体を吐き出したりと素直な私もビビってしまうのですが、どうやら戦わずに身を守る術の様でございます。

実はとても弱い存在なので、例え戦ったとしても傷ついただけで生きて行けなくなる。

人間だって同じかも知れません。
毒を吐いたり、強がったりは傷ついていることの裏返しの様な気もします。

実際に戦ったら本当に傷つくし、致命的になりかねません。

人間が戦わないための本当の武器は、笑顔なんじゃないかな。虫は笑えませんからね。


全く強く見えませんが、イバライガー見参!



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