辻川慎一つくば便り

改善一歩

「人間は、人間を信用している間は生きていられます。信用できなくなたら生きている甲斐がなくなります。」とは、住井すゑさんの言葉です。

だから自分に嘘はつかないこと、嘘を書かない事を貫かれた。

私もそうでありたいと思います。信用できない人は、人から生きる気力を奪ってしまう。


(日本画家小川芋銭さんが、牛久の青年会のために贈った「改善一歩」の字)

昨日は、JRエルダー社員の後輩から「グループ会社の労働者が病欠で3ヶ月休んだら、翌年の年次有給休暇がゼロにされたと聞いたけどおかしくないですか?」と問題が投げられました。

動労水戸の書記長が直ちに動いて、JR本体であれば自己過失的な欠勤で出勤が8割を割れば年休はゼロになるけど、病気休職ではならないとの回答。

ところが、グループ会社の方ではゼロになるとのこと。

病気休職制度そのものは、労働者が安心、安全に働くことで雇用を守る制度であり少子高齢化時代に対応して労働力を確保することが主旨のはずです。ところが労働力確保に四苦八苦しているグループ会社の制度の方が劣悪と言う現実は矛盾してないのか?

後輩たちは、自分たちのためだけでなくグループ会社の仲間のために闘う意思を固めています。私たちの闘いと言うのは、信用と信頼を巡るバトルなんですね。

自分だけ良ければ良い人を、人は信用しません。人から生きる気力を奪う。

逆に人の大変さを思い、そのために考え、みんなで行動する。そんな人や労働組合は、人の生き甲斐を生む。

住井すゑさんの言葉通りだと思います。


サーフィン部あります!と言う求人募集の看板が土浦にあります。


サーフィンはやった事がありませんが、サーフィンと言うのは実は競争するスポーツでは無い様です。

自分の限界や身の程を知るスポーツであり、身の程を知らない無謀さでは決して波に乗れないだけでなくケガをする競技。

上級者の邪魔をしない事がマナーだとも言います。

自分の限界を見すえながら、上達していく。

なるほどサーフィン部ありますと言う会社が、どういうメンバーを求めているのか分かります。

JRはもちろん、看板にあぐらを書いて人の信用を失い続けた結果がどうなるのでしょうか?

私は、後輩たちと共に周りの人たち、仲間たちからの信用を大切にしながら「改善一歩」を歩みたいと思います。

信用が軽い時代の小さな一歩は、本当は大きな一歩である様に感じるのです。

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