辻川慎一つくば便り

あげたものともらったもの

ツバメが忙しく飛び回る季節は、人家の軒下に巣を作り子育てをする季節ですね。

妻は「ツバメは、子の餌を運ぶために休み無く飛び回っている。凄いなと思う。だからツバメを見ると励まされるよ。」といつも言います。

ツバメからも力をもらっている。


こちらは、国鉄時代の特急つばめ。やはり元気を与えたのかも知れません。


ところで、ツバメが人がいるところに巣を作るのは、人が居るところなら外敵が近寄らずヒナを守れるからなんですね。人の方はと言うと害虫を食べてくれると言う事で昔から共存して来た。たぶん、それ以上に妻が感じる様に、ツバメの健気さへの共感があった様に思います。

共生と言うと実はこちらもなんですね。


わが家のそばには田んぼがあります。


そこで孵化して、白鷺等の餌食にならなかったアマガエルが家を訪ねて来ます。

そして家の高いところに巣くう。元々は、木の上らしいのですが家に巣くう。

そして、暗くなると窓の明かりに集まる虫たちをパクリパクリと食べる。こうしてガリガリのアマガエルたちは、豊富な餌でプックリと立派な体になる訳です。

人には迷惑な蚊等を食べてくれるのですから有り難い訳です。

でその姿が愛らしいのですから、共生と呼んでも良い様に思います。

さて私たちは、自分があげたり、やってやったりする事、つまり恩を売る事にはかなりこだわるのですが、人がしてくれる事は当たり前とする傾向は無いでしょうか?

自分がやった事より、人がしてくれた事あるいは力をもらった事を良く考える。思い出す。

するとね大切な事や人が見えてくる。
存在する意味や喜びをもらっているのは、周りの人たちから。

自分があげた事しか見えないのは、見返りが欲しいだけなので共生関係では無い。

私が子供たちにしてあげた事ではなく、たくさんの喜びと力をいただいて来た事が重要なんだと思います。

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