辻川慎一つくば便り

花よりだんご

視神経を使うためでしょうか、週の折返しを過ぎると目が痛んで来ます。

今朝は、昨日に続いて濃霧の中を出庫。視界が悪いので気をつけたのですが、子供たちを乗せると運転席の後ろの子がイタズラを始める。

相手をして欲しくてやるので、介助人さんが注意しても止めない。

またしても、コロナ対策のビニールカーテンを引きずり下ろす。

さらには、私の上着まで引っ張る。椅子を蹴る。

運転中なので前を見ながら、後ろも気になる。

何とか学校に着いたら、ヘトヘトでございました。

介助人さんに「疲れたでしょう?お疲れ様でした。」と労うと「はい。」と率直な応えが返ってきました。

綺麗ごとではなく、日々鍛えられている感じが致します。



帰庫して、学校から受けた伝達事項を伝えたり、後輩のドライブレコーダーの不調を一緒見て直したりしているうちに休憩時間になりました。


会社の入口に、社長が手入れしているバラの花が満開なので気分転換して写真に取りました。

そんな姿がおかしいのか、何人かの同僚が見ている事に気付きませんでした。

「あたしらは、花よりだんごだからね!」と言うので一緒に笑いました。

花よりだんご。花束より現金が良い。

それもそうなんだけど~。

花や木や植物を育てることは、自分の自己顕示の人もいるのかも知れませんが、毎日見つめながら、異変を感じたり心配しながら、元気で美しいこと自体を癒しにさせてもらっている。

なんて言うか、ほっとして、お互いに育てあっている。

人が育て合うのと似ている様に思います。


先日も載せた福来ミカンの花です。


とても良い香りがするよ!と妻に勧めたら「甘くて上品な香りだね。アリまで寄って来てるよ。」との感想です。

5月から6月にかけてミカンの花が咲くそうです。

皆さんも機会があったら見て、嗅いで見ませんか?

生きている喜びを感じられるかも知れません。

先日亡くなったJRの後輩の死因が自死であることを知らせてくれた方がおります。

本当に美味しいものや美しいものを一緒に楽しめたら、お互いに生きていて良かったと思えたかも知れないなんて思います。

同じ頃、誰にも知られずにバス会社を辞めた若者もおりました。

厳しいだけで人は死なないと思います。きっと孤独なんじゃないかな?

孤独のままだと、美しさどころかなんにも感じなくなってしまうのかも知れません。

効率的に孤独や孤食に追い込まれる社会や組織。根本からおかしいと思います。

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