辻川慎一つくば便り

震災とクロネコメイト

昨日との温度差が20℃くらいありますが、みなさんは大丈夫でしょうか?

私の方、週末朝の乗務が終わった後に外国人留学生のアパートへの冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ等の配達を頼まれました。

以前やっていた雑務の一つですが、必要とされると断われないのは悪い癖なんでしょうか?

でも気持ち良く引き受けて、疲れていようが受けたからにはいい加減にはやらない事を心掛けます。

作業が終わり、一緒にやった人を会社に送り届けると「助かりました。ありがとうございます!」とわざわざ見送って頂きました。

何だか、それだけでも報われた感じが致します。


休憩時間が大幅に減りましたが、愛車のスモールランプが切れてしまいましたので、ランプだけ買って来て、自分で交換しました。


頼めば、部品代を別にして1000円の工賃がかかります。

「辻川さん、電車の検修をやっているのですから、そのくらいは自分でやりましょう!」と仕事を教えてくれた後輩の声が聞こえるのでございます。

良く見えなくて上手く付けられない時は、常に持っている携帯ライトで照らしてOKでございました。

点検してちゃんと点きましたので、これもちょっと嬉しかった。

これから、今週最後の乗務です。



能登半島地震の報道がある中で、クロネコメイト25000人との契約解除。さらには、イトーヨーカドーの統廃合に伴うベテラン社員の解雇問題もあります。もはや時代遅れになった人たちとの理由でした。


労働者を「個人事業主」にしたのは、労働者派遣法同様の新自由主義的な政策です。大企業が社会保険を負担せず、必要なら働かせ、要らなくなればしがらみなく切れるため。

なので、「それを承知の契約でしょう!」という事になる訳です。

なので、そうなってからバラバラに「酷い!」と言っても、法律的には問題無い。で終わらせられる訳なんですね。

つまり、震災同様に非常事態がある事を考えておかなければならないのだと思うのです。

個人事業と言えば、漁民も同じかも知れませんが、漁民も組合を作って来ました。

今一人でやれているから。というのがいざとなると実に弱い。

労働組合だけでなく、日頃から組合や会を作っておく事が「いざという時、露頭に迷わない。」一番の構えである事を、震災と契約解除が示している様に思います。

人のつながりを形にする。組織にする。というのは、本来非常時への構えであり、人が人として生きて来た最大の知恵であるのだと私は思います。

問題が起きてから騒いでも、長くは頑張れません。私が労働組合で、散々やってきた教訓でもあります。

主張の正しさやどこかの党派のためでもなく、どうやったら非常時を乗り越えてみんなで人らしく生きれるのか?

そのために組合などの組織を作って来た。

それを平時から、真剣に構え築いて置く。

それが、本当の答えじゃないのかな?と熟(つくづく)思います。

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