辻川慎一つくば便り

雪の中で

酷寒の中、雪が降り出しました。

私は、明日早朝からの「試走」の困難さを思いながら、この雪の中で働く仲間たちのことを思い、無事を願います。

いつの時代でも、最も厳しい労働をする者は「下」に見られて来た様に思いますが、今や社会から無き者にされてはいないでしょうか?

きつく、危険で、汚い労働無しに社会の安全や衛生は保てないのに、当たり前の様に低賃金で感謝もされません。


当たり前で感謝もされない典型は、家事労働かも知れません。


子育てをしながら、自分たちの体調を維持する日常生活があって人間社会は持続するのですが、当たり前のことにされて来た様に思います。

土台それを批判して来た人たち自身が、日常や人の関係を蔑ろにする姿を見て来ました。

私自身もそうでした。

誰かを悪者にして済まそうとする者は、その瞬間に自分自身の思考回路や反省回路を止めてしまうことに気付かないのです。

問題は、常にまずもって自分自身にあると思う。それが主体性と言うこと。

私の真の仲間たちは、自分自身の選択で私と一緒に闘って来たので後悔するどころか前向きに挑み続けています。

自分自身に厳しい者の人間的勝利は、その最後の瞬間にあると思うし、その死は他の者の中に行き続けることで意味を持つ。

そう私は思う。なので、私も厳しい状況に立ち向かわなければならない。


経団連会長の年頭あいさつを聞いていましたが、市場原理に基づく新自由主義は格差と自然破壊をもたらしているので民間の力だけでなく政府(国家)が適切に介入することでサスティナブルな資本主義経済を実現しよう。みたいなことを言っておりました。


要するに、このままだと社会も自然も破壊されるので、制御しながら経済成長を実現すると言っております。

岸田総理は、これを「新しい資本主義」と言っているのですね。

サスティナブルって持続的ってこと。
どうでも良いことですが、昔仲間たちとバンドをやってた頃、音が伸びることの快感に浸ったことがあります。サスティーンあるいは、短くサスなんて言ってたのを思い出しました。

だけど音が伸びるだけでは、その音楽が持続的に支持される訳ではありませんでした。

働く場や生活の場、つまり生きている現場に深く踏まえることの無い論議や施策が、持続することは難しいだろうと思います。

「答えは現場にある。」
「現場労働者の支持と信頼にこそ力がある。」

信頼は、人とその生き方に集まる。誰かの頭の中にあるわけでは無いのです。

コメント

プロフィール

HN:
No Name Ninja
性別:
非公開

カテゴリー

P R