辻川慎一つくば便り

濃厚な一年。

皆さまおはようございます。
土日祝祭日、行くところが無く公園や路上で遊ぶ親子を良く目にします。

東京から来た人には「茨城は無駄に広い感じがする」と言われますが、コロナウィルスに対しては有効かも知れませんね。

もちろん人が来なくなったお店や観光業等は深刻だし、感染拡大と休みなく闘っている医療関係者の方は大変だと思いますが、稼げ、稼げと休みなく働いて来た労働者に取って生きる意味や大切なことが何かを考える良いチャンスなのかも知れません。


(阿見町「楽生」を再訪しました。)

この一年間と言いますか、JRの再雇用を拒否してからの三年は自分の人生の大転換でした。

貧困、戦争、国鉄分割民営化、原発…まっしぐらに闘い、中核派に入り、動労水戸を作りそのために闘って来た人生でしたが、その全てから離れました。

ちょうど一年前に、一念発起して大型二種免許を取りに那須自動車学校の合宿に入りました。
そして8月からつくばに移住して、バス運転士としての新たな挑戦をはじめました。9月に62才になり、自動車学校でも、新たな会社でも「その年で大型バスに乗るのは無茶だ。」と言われました。経験の差に加え、注意力の衰えが明らかにある。それを補うために、集中するのでとても疲れます。

それは、売店やベンディングに20年以上置かれて、40代で運転士のハンドルを取り戻した動労水戸の組合員も同じです。土浦で構内運転士をしている曲山さんも「やはり経験の差を感じる。長くやっている人は、力を抜いている様で外さないんだよ。」と言います。

しかし、そう言う年齢で新しい挑戦ができたことは幸せでした。やらなければ分からない世界があることを知りました。


(土浦市のイオンから見た夕景が美しかった。)


緊張しながらいよいよ新学期と言うところで「コロナウィルス待機」。経験が浅く、技量未熟の身としては長いブランクを恐れながらも色々なことの解決を図って来ました。

これまでの自分とのお別れであり、整理です。

もっともらしいことを建前にして「人を利用する関係」との完全なお別れでもあります。

革命のために…。党のために…。会社のために…。と言いながら、実は自分のために。私は「権威」として祭り上げられて来ただけでした。それに気付かずいい気になり、孤独感を深めていた。

虚偽の関係にどっぷりと浸かっていた。「あなたしかいない」「あなたを裏切らない」の言葉は、「代わりはいる」「手のひらをかえす」ことでしか無かった。

何年付き合おうとも同じでした。
人にやってもらうことが当たり前の世界の根本的虚偽がようやく分かって来ました。

当たり前のことなんて一つもないし、一人もいないのです。


(つくば市の八重桜が満開でした。)

離婚届の証人をJRの後輩にお願いした。「俺自身の結婚も離婚も辻川さんが証人でした。まさか、俺がなるとは思わなかった。」と言って書いてくれた人。もう一人は「俺は辻川さんが中核のためにどれだけ頑張って来たか見て来た。それで一体何か残った!」と体を震わせて怒った。

そう。16才から61才まで45年間かけて来た運動を離れ、元妻とも決別した。そして、これまでの虚偽の関係の全てと決別しながら、私が得ているのは利害関係でない人の関係であり、その人が居てくれるのが当たり前でない関係なんです。

私を思い、体を震わせながら怒る人。遠くからワザワザ引っ越しの手伝いに来て「いつでも呼んでくれ!」と言う人。

当たり前でない一人一人が私にはいる。私には、あなたが残った。
それが凄いことだと思うのです。

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