辻川慎一つくば便り

母の覚悟

おはようございます。

「長い間ご苦労でした。」「辻さんでなければ出来なかったんだよ。」と、元動労水戸地方本部の最後の委員長に言っていただいた。私同様に、元は国労で社会党に所属されていた。動労本部(革マル派)との関係が厳しくなっても、いつも「辻さんたちが正しいよ。」そう言って守って下さり、東労組への合流を拒否された方です。

たくさんの恩があるのに、何も返せていません。それでも「桜の咲く頃に、再会しよう。辻さんの激励会をやらなくちゃね。」と言っていただいた。

本当は「長い間お疲れ様でした。」と私が贈るべき言葉です。なんて素敵な先輩たちに恵まれているのでしょう。


(岩手県鷲合森鉱山口跡)

岩手県の湯田町と言うところを知っているでしょうか?かなり山間部になりますが、そこからさらに十数キロの山あいに本屋敷と言うところがあります。今は限界集落です。

そこからさらに奥深くに鷲合森鉱山がありました。私の父は九州、北海道を転々としながら、この鉱山でも働きました。私が3才くらいの時です。


(かつては賑わったであろう鷲合森鉱山跡地)

銅や金まで掘れた鉱山として賑わった様でしたが、輸入拡大と共に廃れて行きました。父が落盤事故に遭い、仲間と一緒に盛岡に入院していたことを記憶しています。


母の思い出は、病気になった私を背負い、本屋敷から北上の病院に行ったこと。35キロ以上を歩いたことが忘れられないと。

帰宅困難者の場合だと、30キロ歩くのに約9時間かかると言われます。物凄い距離を子供を背負い、歩いたのです。

それも、子供の命を守るための母親としての昔話の一つに過ぎないのかもしれません。

しかし、そうして私は守られ、育てられ今があります。しかし、大人になって増長した私は、長く振り返ることがなかった。母の言葉が胸に届かなかった。

母の覚悟。我が身にかえても守った命。私たちの今はそうしてあるのです。


(小町の里にあった句碑)

その親を見守り、送る自分のこれからを考える。母の覚悟、母の無償の行為に比べれば何のことがあるのだろう。

それは、自分に関わる人に対する覚悟にも共通することでは無ったか。私は、その母の子として人と関わって来たのだと改めて思うのです。


そんなことを考えた、夜であり、朝でした。

出発します。みなさん今日もご無事で。

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