辻川慎一つくば便り

見事な引っ越し業者の青年たち

私は、人生の転機で幾たびか引っ越しをしたことがありますが、実は引っ越し業者に頼んだことがありません。

友人が手伝ってくれたり、動労水戸の組合員が助けてくれたりして来ました。

今回はつくばと東京からのダブルの引っ越しになり、東京からの引っ越しは引っ越し業者に頼みました。

予定よりかなり高い料金提示。その理由を訪ねると労働時間規制に引っかかるので、2日かけて運ぶからだと言う。労働者にちゃんと賃金が支払われるならいたしたかないと承諾したが、本当なのか?

さて大量の引っ越し荷物をどうするのかと思いきや、来たのは2トン車。うーん、全部乗せるのは無理だと考えていたら4トン車が大通りに見えた。2トン車は、資材車だった。

イヤどうも。昔の引っ越し屋さんとは展開違うらしい。



引っ越し屋さんのメンバー。責任者を含めて全員明らかに20代。手際よく養生をしたと思ったら、かなり重いダンボールをいきなり3箱を持ち上げて階段を降りて行く。


唖然として見ていると青年たち5人が、息もつかせぬチームワークでどんどん運んで行く。動きに無駄がない。

私たちはただ感心しながら見ていることしか出来ない。驚くべき光景だったし、体の使い方が凄い。訓練されている感じがした。



膨大な荷物がまたたく間に積み込まれて行きました。


みなさんに、ジュースとビールを用意してお礼を伝える。始まる時の緊張感が解けて打ち解ける。たぶん、時間制限があるのだ。

きっちり2時間。一日何回引っ越しをやるのかと聞いたら、多い時は5回だと言う。

それで責任者の賃金は、月額30万円だと言う。その他の青年たちはバイトだった。

「労働時間の制限」?これだけきっちりした仕事をして、しかも半端でない労働量。あまりにも安い。ボーナスが無ければ、将来設計できる給料では無い。

設けているのは会社だけと言う感じがします。

低賃金であれ、バイトであれ見事な仕事を見せてもらい、新しいスタートを支えている青年たち。彼らに感動すると同時に、やっぱりこの社会はおかしくはないか?と深く感じた。

素晴らしい仕事は、素晴らしい仕事としてちゃんと評価されるべきではないのか?それは、人の生き方や姿勢は、生きることの素晴らしさを見せてくれる。逆にうんざりさせたりすることもあるからなのです。

良いものとダメなもの。力をくれる人と奪う人。私たちには、良いものや人を選択する自由がある。力を奪う良くないものを捨てる。力を奪う人と別れて行く。引っ越しもまた、別れと出会い。新しく生きるための大切な行為だったのだと改めて思いました。

コメント

プロフィール

HN:
No Name Ninja
性別:
非公開

カテゴリー

P R