辻川慎一つくば便り

安全側線の思い出。

みなさんお疲れ様です。
コロナ感染予防で自粛だの消毒だの。人と関わるのを避けて、人を恐れる。
何だか気持ちが追い詰められて、別の病気になりそう。
みんながガチガチになって、つまらない感じがしませんか?


(安全側線。脱線防止のためにあります。)


国鉄水戸機関区の時代に、動労青年部だった私たちを可愛がってくれた先輩がいました。動労水戸地本の最後の委員長で、JR東労組への合流を拒否して「動力車労働組合」を作った吉田幸男さんです。水戸は通称「辻川動労」と「吉田動労」の2つの動労がある珍しい支社になりました。

吉田さんは、事故が起きると自ら現場に行き組合員を守りました。水戸線の川島と言う駅には入れ換え線路がありました。電気機関車が入れ換えで脱線防止の安全側線に乗り入れてしまった。

言わば機関士のオーバーランなのですが「脱線防止のための線路に入ったのだから何の問題も無い。脱線防止の線路でしょう?入るのは当たり前なんだよ!」と言い張って問題無しにしてしまった。


(現在の川島駅構内。かつての面影が残っています。)


失敗したのを一番分かっているのは、労働者自身です。その責任を追及してペナルティーを課し、恥ずかしめることで萎縮させ支配・管理を強めるのが国や会社の常です。

毎日毎日頑張って、ミスをすれば恥ずかしめられる。真面目な人ほど自分を追い込む。

そんなあり方ふざけんなと、白をクロと言う様な屁理屈でも折れない。そして、相手も参ったなー、しょうがねーやって感じにさせる。それがお互いに面白い。

そんな先輩たちを引き継いで、私たちがいます。綺麗事ばかり言っていざとなると逃げる奴ばかりだから、つまんねーんじゃないかとと思う。

吉田さんは、今でも電話をくれる「辻さん。コロナは大丈夫か?手洗い、うがいだよ。無事でな。」って。人を大切にして来た方なんだとつくづく思う。

私はまだまだ先輩に及ばない。今でも、生き方を教えて頂いている。幸せだと思います。

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