辻川慎一つくば便り

安全の死角(幼稚園バス事故)を考える

おはようございます。今日もスタートです。

新型ウィルスのおかげで、バスの運転士が注目されています。昨日は、「ダイアモンドプリンセス号」の乗客下船でバスが活躍してました。

さらに一昨日には、栃木県小山市で幼稚園バス事故が起きて1歳の子供が命を失う痛ましい事故がありました。

小山市、県が違っても筑西市の近くです。先輩たちは、自分たちに引き寄せて考え、語り合います。決して他人事にはしません。それほど日々危険と隣り合わせにいるからです。


実際に私も、毎日肝を冷やします。乗用車とは全く違います。同じ日がありません。無事は、無難では無いのです。だから、大丈夫なんてことは無い。

大丈夫だと思ったら死角が生まれる。命と隣り合わせの仕事だと思います。



(事故を伝える報道写真です。こうした「キャラバス」が流行っているとのこと。)


報道写真を見て「どっかの会社のバスなんですか?」と聞いたら「最近はあっちこっちで走ってるよ。見たことないの?」と驚かれてしまいました。

んー。ネットで見たらあるわあるわ。


(「トーマス型」)


その他アニメのキャラバスもありますが、鉄道型が多いのは小さな子供たちにも「鉄ちゃん」が多いのか?

少子高齢化の中で、幼稚園に子供たちを集める宣伝として増えている様です。

事故当該の65才の運転士は「運転過失致傷」の疑いで逮捕され「前をよく見ていなかった」と言っているとのこと。子供たちの安全を守る仕事をしていて、命を奪ってしまった。きっともの凄いショックだと思います。どんなに悔やんでも、消えた命は戻りません。私だったら…。

ところでもう一度事故の写真を見てみると、この幼稚園バスは大型バスではないでしょうか?車は、大きければ大きいほど死角が生まれます。だから安全のためには余計なものは付けるべきではない。まして大型バスならばなおさらです。

運転席からの死角を減らす、ないし無くすことが生命線として一番大切なことだと思っています。

死角があるから車掌(介助人)さんが必要なのです。



(新幹線型)

私の会社では、発車前にバスの回りと下に子供がいないことを介助人さんが確認してから転動防止用の「バンコ」(JRでは「手齒止」)を外します。それから発車します。

発車する時にバスの前は見えますが、真下は見えないからです。大型バスならば、小さな子供は下に入ってしまいます。

するとこの運転士さんは、「前を見ていない」のではなく、下を見ていなかった。前を見ないで発車する運転士はいません。下は運転席から見えるはずがないのです。

しかも強化プラスチックで余計なものを付けて、さらに視界を悪くしていたら…。

誰かこんなことを許可したのでしょう?安全軽視の規制緩和自体に要因は無いのでしょうか?子供たちの目を引いて、実は命より金儲け。本当の鬼は労働者でなく別のところにいませんか?

福島復興の名目で福島第一原発の方向にポケモントレインを走らせたJR東日本はどうでしょう?

「労働者の責任」で逃げてきた鬼はいませんか?



(「桜を見る会」を福島で!風刺が効いていて目を引きました。)

ダイヤモンドプリンセス下船報道を見ながら、福島第一原発事故の時、2次爆発に備えて避難のため郡山に派遣された話も出ました。

「危険手当は出たのですか?」
「2000円だったかな?」
「少ねー!」
「行って待機するだけだったけど、良く行ったよね。」

「新型が利根川超えたら、患者搬送でまた動員されますかね?それだと老人決死隊ですね。」
「いや、糖尿病なんかの持病もちはダメみたいだよ。俺はダメだね。」
「この職場でやれるのは…辻川さんしかいないなー。推薦するよ。」

え〜っ。やっぱり「若い」順ですか〜!

常磐線で福島第一原発の脇を通る運転士や車掌さんは、危険手当もらってるんだろうか?


(丸ごと民営化だ!と言いながら、いざとなると先ず公共交通の横浜市バスが動員されています。)

やっぱり労働者とその労働が軽く見られている気がする。それが、命の軽視の根本にあると思うのです。

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