辻川慎一つくば便り

嬉しい連絡と新しい旅立ち

毎日の様に別の人から仕事を学ぶ毎日。ワクワクするよりは、仕事を甘く見ず、人を軽く見ないを肝に命じ直しながらやっております。なので、1日が終わるとホッと致します。

昨日は、そこにJRの労働組合動労水戸の仲間たちから「JR東日本が、最高裁への上告を断念しました。一審判決の勝利が確定しました。」との連絡が届きました。


(小さな労働組合でも頑張って来た、この仲間たちの完全な勝利です。)


私も妻も「当然の結果」として喜びながら、改めて凄い仲間たちだと思います。

JR東日本と言う会社は、国鉄分割民営化以来「国策会社」として政府自民党と一体で労働組合を破壊しながら強気で押し渡って来た会社です。

富田前社長と亡くなった安倍晋三元首相には、特に深い関係がありました。なので、一旦最高裁まで確定した判決を使い新たな労働組合破壊をした訳です。

運転士に登用しなかったと言う差別分の賃金を払いなさい。運転士にしなさい。と言う判決を使って組合をバラバラにしようとしました。

「辻川さん。俺たちは勝ったのか?負けたのかどっちなんだい?」

と聞かれたりもしました。
最高裁で負けても、「当社としては残念」つまり「悪くない」と言って新たな組合破壊をしかける。

実は勝ってからが、労働組合として、仲間としての自分たちが問われました。


(私の息子になってくれた息子が、小学生の時に「動労水戸」応援のために作った作品です。)


その試練を乗り越えて、猛然と新たな闘いに入った。

2011年3月11日の東日本大震災と原発事故に対して職場から「被爆労働拒否」に立ち上がり青年たちや清掃労働者からの支持を生み出しました。

半年後に「最高裁判決を守れ!」と言う新しい裁判を提訴しました。

そして「外注化反対」をやはり職場から強力に闘い、青年たちの心を動かした。

その力は全て、差別に負けず現場の中心になって頑張って来た組合員が一つになって実現した闘いでした。その時、負けなかった時点で、実は会社との勝負はついていたのです。

私の妻も息子も、その姿に心を動かされ希望を見たのです。


(現在の動労水戸を代表する国分書記長と木村委員長)

新たに提訴した裁判の10年後の判決を前に、仲間たちの事より自分と政治党派の利益を上に置く数人が大多数の組合員からの不信任を受けて「別組合」を作りました。

いかに大企業JRとは言えども政府自民党との関係を背景に、一切証拠も出さずに「濡れ衣だ」なんて事が、民事裁判であろうとも通用しないのは当たり前ではないでしょうか?

同じ様に終わった「古い権威」で現実の労働者を支配できると思う者の愚かさも感じてしまいます。

古い時代の権威が終わったところに新しいものが始まる。

それは、時代の試練を超えた人として大切なものをつかみ、新たに貫いて行く事の中にある様に思います。

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