冤罪事件
昨日は、企業送迎バス前任者と引き継ぎ乗務でした。
運転そのものだけでなく、実は細かい段取りが大変なのはどの仕事も同じかも知れません。
例えばバスのメーカーが違えば、スイッチ類が違う。給油口の位置も違う。
実際に色々と自分でやって見ないと分からない事が多いのです。
なので、色々前任者に聞きながら私が運転した訳です。
彼に「二種免許の運転とはこういうものかと見せてもらいました。感心しました。せっかちな自分には無理だと思いました。」との感想を頂きました。
営業車でない白ナンバーのマイクロバスであれば、大型免許ないし中型免許で運転できるのです。
それでやって来たのですが、事故が多いと言うのが最大の理由で私が働いているプロのバス会社に委託される事になった訳です。
今日は、言わばその会社の代表としての第1日目でした。

最深の注意を払いながら無事に朝の送迎を終えて、バスの清掃をしょうとしていました。
警備員の方に声を掛けられて「縁石の段差に置かれたプラスチックスロープがマイクロバスに壊されたとの連絡がありました。」との事でした。
心当たりが無いものの、とにかく一緒に現場を見に行きました。
軽微ながらも確かに欠けておりました。
現場を発見した警備員が「◯時◯分に通ったマイクロバスです。」と言うので「気が付きませんでしたが、その時間ならたぶん私ですね。」と言って、相手側会社に報告する事になりました。
う〜ん。プロとして来た初日からこれかよ~。とガックリする。
早速私の会社に連絡し、相手側企業に報告弁済の手続きをしました。
現場の写真を送るためにもう一度現場を見る。こんな高さに当たって気付かないはずないんだけどな~と思いつつ、年なのかな~とそれでなくても少ない自信がグラつく。
とにかく清掃を終えてから私の会社に戻ろうと思っていると、同じマイクロを運転しているドライバーが来て「あのスロープの位置がだめなんだよね。前輪で引きづってしまったんだよ。」と言う。
え~っ!やっぱり俺じゃ無かったの〜。
急ぎ、会社に訂正の電話をした次第です。

小さなスロープではありますが、見逃してはならないのがプロなんですね。
初日と言う事はありますが、見逃さなければ「私ではない」と明確に言えた訳でございます。
実際には出勤時間ですので、この狭さの中にかなりの対向車が来ますので、注意する点が多いのです。
スロープを見逃して良しとすれば、いずれ別なものにも接触する事になります。
スロープを壊したドライバーさんは、実際に別のものにも何度か接触しているのです。
大した事だと思ってないから、「気軽に」事実を話してくれた訳です。
人の命を預かる大型二種免許と大型や中型、普通免許の違いを私自身が感じた瞬間でもありました。
同時に、冷静に考えて私ではないと言えなかった私も、プロとしてはまだまだなんだと言う事であります。
「◯時◯分、ひき逃げ現場を通ったのはあなたの車だ!」と言われて「気付かなかったけど、私かも。」なんてプロはいませんよね。
またしても、反省から始まった新しい乗務の初日でございました。
辻川さん。ファイト!
みなさんも、ファイト!
最新記事
(07/21)
(07/20)
(07/19)
(07/18)
(07/17)