辻川慎一つくば便り

コロナウィルス、そして放射能が壊しているもの

「原始共産制を除き、人間の歴史は階級対立の歴史である。」とマルクスは言いました。

両親が働いているのに貧しい家庭、そして戦争への疑問をマルクスは鮮やかに解いてくれました。私は労働運動を志ざし、研究職を断念して国鉄に入りました。

そこで私を可愛がってくれる先輩と、理不尽に叩いてくる先輩に会った。叩いて来た人たちは「政治党派」の人たちでした。

どのマルクスが正しいのか?政治党派は、主張の正しさを競い、それなりに労働者への影響を持っていました。

しかし、1987年の国鉄分割民営化と1991年のソビエト連邦崩壊によって大半の政治党派が労働者への影響を失い消えて行くことになりました。


(ドイツを東西に分けていたベルリンの壁の崩壊)


そして今、JR体制の支柱になって来たJR東労組が崩壊しています。

JR東労組は、安倍政権と一体のJR東日本会社によって激しく攻められ組合員が激減し、さらに2つの労働組合に分裂しました。

水戸、東京、八王子を中心に作られた新組合が「組合の金をめぐる争いだ」と分かった様な分析をする人たちもいますが、現場労働者は違うことが分からない。これだけ攻められても崩れないのは何なのでしょうか?そちらの方に驚嘆するし、動労水戸の組合員の歴史に重なるのです。


(原発の直近を走る常磐線。東海原発、福島第一原発、果して全国にこんなに原発の近くを走る線路があるのでしょうか?)

東京や水戸から「職場代表選挙」の結果の知らせが来ました。辛うじて職場代表を維持して来たところでも「東労組」が敗北しています。それだけなら、会社の勝利かもしれません。

しかし、敗北と言うのはそれまでのあり方ではダメなんだと言うことを教えてくれるのです。諦めない限りは。

職場労働者を長く分断してきた「ベルリンの壁」の崩壊が2020年に起きているとは思いませんか?全ての党派の崩壊を伴いながら。誰も労働者の心を捉えられなくなった。

悪いことだろうか?労働者は、労働者自身の力で現状を変革して行くしかない。当たり前の原点にみんなが立ち始めていると感じるのです。



コロナウィルスの世界的拡散は、グローバリゼーションがもたらしています。その元をたどればソ連崩壊があり、ベルリンの壁崩壊に行きつくのです。放射能問題も、命の危機の中で壊しているのはこれまでの関係なのだと思います。


私は、マルクスの考えは人間の交通性つまり関係性を変えると言う考え方だと思って来ました。人間が作り出した金銭やもの、あるいは考え方から愛と信頼の関係へ。

そんなものはできないかも知れない。でも、それを求めながら生きていることも真実だと思うのです。

真実を形にして行く。労働組合運動の新しい可能性と勝利性がそこにあると思うのは私だけではないと思うのです。

そんな展望を持ちながら、私の現実は夜通し16時間拘束のトラック労働への挑戦。またしても60超えの初体験です。もちろん不安だらけですが、頑張ります!

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