辻川慎一つくば便り

やってらんないぜ

オリンピック開催で全てをごまかそうとした安倍政権。一年延期で吹き出す根本問題がある様に思います。

4月1日から「同一労働同一賃金」の名の下に非正規雇用労働者へのボーナス支給や年休取得5日間の義務化が実施される。

しかし、経済成長政策のための財政投入の負債の上に、少子高齢化の大波で収益減。そこにコロナウィルスによる交易の世界的な停滞が襲いかかっています。

今や行政サービスの最前線にいるのが非正規雇用労働者。公務員の3分の1を占めるそうです。

その人たちにボーナスを支給するために、新年度から一斉に賃下げが通告されていると言うニュースがありました。



(新井薬師の夜桜です。落ち着いた風情がありました。)


聞けば年収は200万を下回るとのこと。現在の私と変わらない。

そして、起きていることは「やっていられない」と大量に退職者が出ているとのこと。

実は最前線で頑張って来たのは彼ら、彼女らです。もちろん、家族を維持しながらこんな賃金では無理だと言うことはあると思います。

しかし、一番の問題は最前線で働き続けている人たちの労働に対する尊厳の問題だと私は思います。


(働く仲間たちの安全を祈る)

どの様な仕事でも、最前線の現場で責任を取ると言うことには大変な労力や精神力、集中力が必要とされます。労働は、人間の生命力の投入があって成立する。簡単な仕事なんて本質的に無いのです。


人間の労働が極めて軽く扱われている。労働の現場が無視され、パソコンなどのシュミレーションや計算上でしか人を見れなくなっている。

働く人つまり、人間存在そのものの軽視が一番の社会問題だと思うのです。僅かな賃金でも誇りを持ち、全力投入して来た結果がこの程度の扱いであり評価なんですか?「もうやってらんねーよ!」

そんな声が聞こえるのです。トラック運転士も、バスの運転士も根っ子はみんな同じだからです。金ですら評価されなくなった仕事への誇り。つまり生きている意味や喜びの喪失です。資本主義の根本的限界が、そこにあると感じるのです。


(新井薬師前にあります。昔ながらの美味しさ。地元の人たちで満席。)

こうして、社会でもっとも必要な運輸や行政サービスや医療介護の現場が崩壊している。そしてその打撃をもっとも受けるのも働く人たちに他ならないのです。


「オリンピック延期」は、この社会の崩壊を確実に早めるでしょう。

私たちは、そこに備えなければならないのだと思います。「オリンピック延期バンザイ!」なんて言う軽いことでなく、人間存在の根本から考え直し、変えることが問われていると思うのです。人は、パンのみに生きるにあらず。


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