辻川慎一つくば便り

みんな少年だったし青年だった。

私が少年だった頃、線路脇で手を降ると汽笛を鳴らしてくれる運転士がいた。

バスの運転士さんも、車掌さんも手を振ってくれた。

炭鉱労働者の父は逞しかった。

例え貧しくとも労働者が輝いていた時代に、私は育った。だから、色んな人がいても私の中でいつも労働者は輝いている。

私は、表面からは見ない。


(バスに常備されている点検ハンマーです。)


電車の検査の仕事を最後に、JRを退職しバスの運転士になって何とも嬉しかったことの一つに「点検ハンマー」があったことがあります。

電車の検査の仕事では、点検ハンマーと検査灯が基本アイテム。床下の点検の必需品です。

ボルトの緩みや台車の亀裂等を発見するために、カンカン、コンコン。どれだけ叩いたことでしょう。

私の点検ハンマーは、動労水戸組合員が磨き上げ、動労水戸を応援してくれた少年にプレゼントしました。国鉄時代のちょっと大型で重いハンマーを愛用していました。

国鉄時代は、ハンマーを持つこと自体が労働者としてのステータスだったとのことでした。

安い道具が大量に作られる様になって、それを持つ労働者のステータスも低められていますね。

労働者こそ、良い道具やもの、良い仲間にこだわることが大切な様に思います。

高いものでなく、自分の目や心に合うものです。安易なもので時間と空間を埋めると、自分の存在も貧しくなる。
そんな気がします。


 (バスのハンドル。昔のゴツいイメージではありませんね。)


人間は、それぞれ置かれた状況が違いますが、状況を嘆くことも主体的に変えて行くこともできます。

少年に夢があり、青年には未来があるというのは一見困難に見える状況を自ら変えて行く力があると言うことだと思います。

少年の心を持ち続けて、今を生きたいですね。今の少年や青年と心が通い合える様に。

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