辻川慎一つくば便り

ささやかな追悼

みなさんおはようございます。

人伝に、一昨日鈴木達夫弁護士の葬儀があったことを知りました。

労働者の側に立ち、国家権力と正面から渡り合った稀有な方だったと思います。

人には色んな側面があると思います。見る人の立場や見方によって変わります。

目上の人に対して失礼ですが、飲み仲間でした。お酒も美味しい魚にも目が効く人でした。

晩年は、忙しくなる一方でしたが、10年ほど前には「辻さん。いつか五島に釣りに行こう。手釣りなんだ。実はね、レーニンも好きだったんだよ。」とお誘いを受けました。

いつか五島で、美味しい酒と魚で…。人として豊かな方でしたが、忙し過ぎたと思います。


(五島列島の海。)


東京下町の町工場労働者の家に生まれ、東大を出てNHKに入社して長崎放送局に勤務していました。

長崎には炭坑が多く、炭坑事故が起きると取材に行った。労働者の真っ黒な遺体が運び出された時の家族の「うぉー!」と言う慟哭が忘れられない。そう話してくれました。

そう。炭坑労働者の息子である私は、事故があるたびに無言でじっとテレビを見つめる両親の姿を刻み込んでいる。

先生と一緒に、泣きながら酒を酌み交わしました。それが、労働者への追悼であり闘いの誓いでした。

昨晩は、一人ささやかな追悼。少しだけ日本酒をいただきました。

つくばの酒「みなのがわ(男女川)」です。


(つくば市の「男女川」。美味いと思います。)

そうしているうちに、JRの後輩から「映画を見て来ました。感動しました。」とメールが届いていることに気付きました。「良い映画なのでブログで紹介してくれませんか?」とのことでした。



(沖縄の闘士。瀬長亀次郎さんの映画でした。)


沖縄出身で、戦前から社会主義運動に身を投じ鹿児島大学を放校され労働運動を闘い治安維持法違反で獄中に入り、戦後は沖縄を支配した米国と不屈の闘いを展開された人です。鈴木先生とも重なります。

私も観てみたい映画でした。

後輩は「アリでも巨大な敵を倒せるところに感動した。」とのことです。

他方、彼の職場の後輩は「右で、安倍政権支持。親米なんです。」とも。

うーん。戦争で負けた米国に食っついて生き延びる安倍・自民党が右で、反米の共産党が左?

右も左も国家が大事ならば、別に変わらないのでは?

国が大事。組織が大事。…大事なのは人間じゃないんすか?

そう、鈴木先生がNHK長崎で立ち上がった時、最も徹底して防衛してくれたのは右の労働者だったと話してくれました。

私も同じ経験をして来ました。右も左も関係ない。人は、信頼できる人を求めていると思う。

労働組合は、政治党派の様に狭く人を見ません。

国や組織のためでなく、人を大切にする。それが私の原点であり労働組合の目的ではないのか?

労働者はアリではありませんし、右も左も無い。

かけがえの無い一人一人が、労働者として一つなんだ。
そう思います。

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