辻川慎一つくば便り

いざとなるとやっぱり凄い労働者たち

みなさんお疲れ様です。

私の方は、土曜日が学校のイベントで出勤でしたが今日は振替休日です。

実は土曜日に、私が原因で「事件」がありました。


(昨日は、いつも遠くから見る筑波山の梅園に行きました。)

午後の出庫。先輩たちは5分前にエンジン始動なんですが、初心者の私は用心のため10分前に始動しています。

ところが昨日、突然エンジンがかからなくなりました。セルは回るのですが何度やってもかからない。

出庫は、私が先頭なので出発が遅れると学校到着がみんな遅れてしまう大ピンチ。

頼りにしている一つ上の先輩に「すみません、エンジンが掛からないんです!」と訴えると、さっと運転席に。

1〜2度回すと即座に「バッテリーが弱ってる。メインの切り忘れだな。フォークで引っ張ろう。」と別のベテラン運転士に運転席に乗ってもらい、自分はフォークリフトを持って来る。私はワイヤーをつなぐ。

フォークでバスを引っ張りギアをつなぐこと2回。でも掛らない。「ダメだ、バッテリーをつなごう!」

私とベテラン運転士がバッテリーの取り付けボルトを外し、ひき出している間に、別の70代の大先輩のバスが瞬く間に私のバスの脇に寄せられる。別の運転士がそのバスのバッテリーを私のバスのバッテリーにつなぐ。さらに別の運転士が私のバスの運転席に乗りエンジンをかける。

動いた!


驚いたのは、これだけの作業が、たった5分間で行われたこと。

結果、私のバスは定刻発車。のこうして何事も無かったかの如く「無事」だったのです。


(何と桜が咲いてました。空も綺麗でした。)

私は、お世話になった一人一人の運転士さんにお詫びとお礼をしました。

すると「なーに、メインの切り忘れは俺たちも昔はよくやったよ。メインを切ったらクラクションを鳴らす様にすると良いよ。バッテリーが切れてれば鳴らないから。」とか

「メインが入ってても数時間で掛からなくなるはずないから、バッテリー自体が弱ってるな。」とか、アドバイスや分析が返って来るのです。

実は私の担当バス。バックしたあとギアをニュートラルにしても切れない現象が起きるのです。機械ならばニュートラルで切れるギアが、電気制御なのでちゃんと切れないことがあります。

今回も午前の終了時に、ギアをニュートラルにしてクラッチペダルから足を話したはずなのにガックンと大きな衝撃が起きてエンストになりました。おかしい?何で?と考えているうちに、メインスイッチを切るのを失念してしまったことが原因でした。

いつもなら忘れないはずなのです。しかし、実際の事故と言うのは単純な理由からは起きず、実際は複合的な原因があって起きます。そして心理的な動揺が大きな要因になる。この場合もそうでした。


(梅の時期は大変な人出になるとのことですが、確かに他で見たことの無い見事な梅園だと思います。)

しかし、自分が原因であることに変わりはありません。「言い訳」をするより仲間には先ず謝り、助けていただいたお礼をする。先ず自分がやるべきことは、それだと思い実行しました。

実際に、先輩たちの見事なチームワークを見せて頂いたことの方に感動させて頂いたのも事実です。


具体的対策は、それからのことではないかと考えました。

みなさん一人一人とても個性的なことを紹介して来ましたが、いざとなった時にこそ真価が分かる様に思います。自分たちではそう思っていないでしょうが先輩たちの勇姿が、そして何も無かったかの様な仲間への労働者的態度が、私の胸に格好良く刻まれた瞬間でした。

それは、自分たち自身が現場労働者として失敗した経験と痛みによって裏付けされた態度だと思います。

現場の苦労や格闘を知らない者が、過失や責任を一方的に攻める。それに対して、我々は現場労働者であり仲間であると言う一本のスジが、キッチリと貫かれている。それが格好良いのだ。私はそう感じました。

(別の仲間との「つくば便り」は、明日お伝えしたいと思います。)

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