辻川慎一つくば便り

「大丈夫と思ったらダメだ」(先輩運転士)

台風の被害の酷さが伝わっています。鉄道も、水郡線だけでなく磐越東線なども大変な被害が出ていると知らせていただきました。

福島をはじめ70人以上の人が亡くなっているのですね。

大型バスを運転する先輩たちの「大丈夫と思ったらダメだ。」「無事であることが当たり前なんだ。」と言う言葉がリフレインします。

福島第一原発もそうですが、根拠の無い「大丈夫」が溢れてはいないでしょうか?



私の時代のギターヒーローのエドワード・バンヘイレンが舌ガンで舌を切除し、今度は咽頭ガンになったと今朝のニュースでやっていました。金属製のピックを口にくわえ続けた結果だそうです。

何の金属か分かりませんが、「大丈夫」だと思い毒を長い間くわえて来たことなど知る由もなかったのでしょうね。


(つくばでも秋が深まっています。)

職場の先輩たちは、私にとても親切にしてくれます。

みなさんの話を聞いていると、色んな失敗をしながらここまで来ている事が分かります。「無事」であることは、失敗や努力の積み重ねの上にありました。

だから、60才を超えて新たに大型バスを運転することの大変さが分かるのだと思います。

何しろ、視力、聴力、注意力、反射神経などが全面的に衰えはじめた中の挑戦。担当するのが比較的に短いコースとは言え、油断すると初歩的なミスが出ますし、一週間経つとかなりヘトヘトになります。神経の集中度が違うのです。

それは「無事が当たり前」とする先輩運転士たちが、一体どんな努力を重ねて来たのかの追体験でもあります。

先輩たち一人一人の経験談が、自分の課題に重なります。人に学びながら、自分の仕事を作ることができる。マニュアルには表せない、人の存在自体に学べることに喜びを感じます。

学校でもどこでも「学ぶ」ことが商品化されていますが、技術や知識と言うのは人間の存在に学ぶことと切り離せない様に思うのです。

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